映画『ネムルバカ』公式ニュースページ

2025.03.04

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完成披露上映会レポート

3月4日(火)に行われた完成披露上映会のレポートが到着!!

漫画家・石黒正数による同名コミックを『ベイビーわるきゅーれ』シリーズの阪元裕吾監督が実写映画化した『ネムルバカ』。3月4日には都内映画館で完成披露上映会が実施され、W主演の久保史緒里(乃木坂46)平祐奈、共演の綱啓永樋口幸平、そして阪元裕吾監督が参加した。

満員御礼で迎えたこの日、モラトリアムな日々を送る大学生・入巣柚実を演じた久保は「入巣は自分が何者なのか何をしたいのかわかっていなくて、私自身もそんな時期があったのでそこを思い起こしながら演じました」と役柄紹介。入巣の先輩でインディーズバンドを組む鯨井ルカ演じた平には「現場で平さんに会ったら、そこにルカ先輩がいた。それで私も入巣になれました」と感謝した。

その平は「初めて金髪にして歌とギターにもチャレンジして、撮影前からギターを練習したりレコーディングしたり。ルカとして生きる時間があったからこそ、クランクインして入巣と時間を共にすると自然とルカと入巣の関係性になっていきました」と手応え十分。初共演ながらも二人の距離感は自然と縮んだそうで、今では「しーちゃん」「たいちゃん」と呼び合う仲だという。ステージ上で久保から「平さん」と呼ばれた平は「あれ~!?」と首をかしげて寂しそう。これにすぐさま久保が反応して「普段はたいちゃんしーちゃんでやらせてもらっています!」と急いで訂正していた。

ルカに思いを寄せる田口役の綱は「優柔不断なヘタレだけれど、皆さんにうざったいではなく可愛らしいと思ってもらえるように意識して演じました」と役柄を紹介し「入巣とルカが軸になる物語の中で、僕が演じる田口と幸平が演じる伊藤がスパイスのようになれたらなと」と狙いを明かした。すると田口の友人・伊藤役の樋口は「スパイスって…それ俺がさっき取材で言ったやつ。僕の言葉を勝手に引用するのやめて」とツッコミ。実は劇中で親友という設定を演じた綱と樋口は、プライベートでもリアル親友だった。

樋口は「10代の時から仲良くさせてもらっていて今回が初共演。凄いエモい気持ちになった」と念願の初共演にしみじみすると、綱も「僕も嬉しくて、待ってました!と思った。ずっと共演をしたかったし、しかもそれが親友役。その設定はたまたまだったので、まさに運命なのかなと思った」と喜びを噛みしめていた。

阪元監督は綱と樋口のリアル親友共演に「本当にたまたまだったので、その話を聞いて『知り合いやったんかい!』と思った」とビックリ。本作については「原作ならではの空気感を映像に落とし込めるように意識して作りました。ちなみにここにいる4人は普段から仲がいいけれど、劇中では何とも言えない仲として描かれます。そのギャップも面白い」と見どころに挙げていた。

舞台挨拶終盤には、本作に関連した熱い思いをありったけの声で叫ぶ企画を実施。トップバッターは綱で「ちょっと熱くなってしまうけれど、幸平への気持ちを」と前置きして「一緒に出来て良かったよ!絶対もう一回やって売れような!」と絶叫した。これに樋口が「え?これ泣くん?熱いよ」と綱の言葉に感激すると、綱は「本音だからね?売れようなとは言うつもりなかったけれど、叫んだら言葉が降って来た」と明かし、樋口と共に「絶対にやろうな!」と確認し合ってガッチリ握手をしていた。そんな二人の熱い姿に平は「カッコいい!男の友情」と感動し、久保は「そういう感じか…。思ったよりも熱かった」とたじろいでいた。

一方、久保は「私も熱い繋がりで」と言いながら「サウナ最高!」と叫んだ。久保は「この3人(平・綱・樋口)が現場でずっとサウナの話をしていた。私はサウナに行ったことがなかったけど、撮影が終わった後にたいちゃんが私をサウナデビューに誘ってくれて、そこからドはまりしています」と理由を述べた。

樋口は「この作品と僕が今強く思っている気持ちを一言で」といい「本当にありがとう!」と叫んで一礼した。この理由について「出会ってくれてありがとうございます感が本当に強くて、この作品は僕の心に一生残り続けると思います」と本作をすっかり気に入っていた。一方、阪元監督は劇中の全キャラクターに向けて「みんな幸せになってくれ~」と囁くように気持ちを明かしていた。

大トリの平は「この映画の注意事項を叫ぶ」とし「ネムルなバカ!」と大絶叫。その理由について「劇場あるあるで眠くなってしまうこともあると思うけれど、私たちの日常映画なのでどこも見逃してほしくないからです。でも寝てもらっても構いません。その際はもう一度劇場で観てもらえたら」と呼び掛けていた。

登壇者の仲の良さがわかる大盛り上がりの舞台挨拶もあっと言う間に終了の時刻に。最後に平は「みんなで叫んだりして、こんな舞台挨拶初めて」と笑いつつ「皆さんが作品をどんな風に受け取ってくださるのか楽しみで、それぞれの答えを見つけて帰って欲しいです。私たちがガムシャラに戦った日々を楽しんで」とアピール。久保も「この作品は、誰もが経験する色々な考え方や言葉にするのが難しい気持ちを肯定してくれるような気がします。会話や音楽、色々な要素の詰まった作品なので、ここからどんどん広げていってもらえたら嬉しいです」と劇場公開に向けて期待を高めていた。

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